nogchi ART
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Original / オリジナル : 原画
Giclee / ジクレー : デジタル版画
nogchiのプロフィール
nogchi
ハワイ在住のアーティスト。浦上画伯に師事し、ヨーロッパの絵の世界を学ぶ。ハワイの穏やかな気候と太陽の光が降り注ぐ明るい南国の自然の中で、ハワイ、アメリカ、ヨーロッパ、日本の感覚を取り入れて描くアートは独自のスタイルを確立し他に例をみないアート作品となっている。黒を使わないノグチのアートは明るく優しい色使いで、アメリカ、日本のセレブリティにも好まれ、ハッピーパレット、癒しのアートなどと云われている。
*浦上正則画伯 : レオナルド・ダ・ヴィンチの絵を研究しフランス最高峰のル・サロン展やニース展で大賞を受賞。名実ともに世界一の称号を手にし、ピカソやレオナルド藤田とも交流のあった画家。
nogchiの経歴
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浦上画伯の経歴
浦上正則画伯(1918-2004)
ダ・ビンチの技法をイタリア全土を周り研究し解析した後、その技術を時代を超えて独自の手法に発展させた作品でフランス国展ル・サロンの特選を受賞。
ユトリロの使用していたアトリエを自身のアトリエにしたり、ピカソとも面識があるなど、パリを中心に活動し、ニース展でもグランプリを受賞。作品の中には法隆寺の壁画の模写やブラジル最高裁判所の壁画などもある。
日本での個展では現皇太子殿下がお見えになるなど、まさに世界にはばたき活躍した日本人画家。晩年はハワイに拠点を移し、後継の指導にあたる。
▶浦上画伯の経歴
アトリエ話
アトリエ話は絵画塾、「浦上スタジオ」に通い、そのアトリエで絵を学び、絵を描いている時の浦上先生との会話を思い出し文字にしたものです。先生はいろいろなお話をしてくださいました。
絵の技法はもちろんのこと、絵にまつわる楽しい話や体験談など。絵を描きながらの豊富な絵の話、そんな時間がとっても好きでした。絵の好きな私にとってはとても興味深い話ばかり、ひとりで抱えているのはもったいないので、絵の好きな方たちにお裾分けします。ただ当時の記憶をたどりながらの記述です、話の内容の時代背景や先人画家たちの行動なども、真偽に関しては事実確認はしていませんのでご容赦ください。 著名な人物には逸話が残っているもので楽しい伝説話としてご一読いただければ幸いです。
「ピカソの仕事」
浦上先生はなんとピカソと実際会って会話をしています。
その時に語られたピカソの言葉はいく度となく絵の指導時に登場しました。
「私の仕事は世の中に無い形や色を創ることだ。」
という言葉でした。
つまり見たものをそのまま写実的に描くことは多くの画家ができるが、
そうではなく見たものをどのように形を変え、角度を変え、色を添えて
自分なりに表現して描くということが画家の仕事だということです。
ピカソの絵を思い浮かべると、顔が曲がっていたり、なるほど納得がいきます。
現代アートの本質をついた言葉で、今では決して稀なことではありませんが、
おそらく最初は理解されるのに大変だったのでしょう。
浦上先生はピカソを教材にして固定観念にとらわれず自由な発想で絵を描くことを教えてくれました。
最初は自分なりの表現方法がつかめず苦しみましたが、それが分かると更に絵を描くことが楽しくなりました。
もちろん今では私の絵の基本のひとつになっています。